手動トラリピ歴4年のネコキングです。
この記事ではauカブコム証券で手動トラリピを行う際の注文方法について解説していきます。
この記事を読みながら何回か注文をしてみれば、すぐに手動トラリピに慣れることができると思います。
DMMFX編はこちら
まずはアプリをダウンロード
auカブコム証券でFXするときはスマホアプリ「auカブコムFX」でするのがおすすめです。
ブラウザでも注文はできますがアプリの方が簡単だし、約定通知が来たらスマホでササっとリピート注文できちゃいます。
アプリ(auカブコムFX)はこちら
さっそく手動トラリピの注文をしよう
アプリをインストールしたら、さっそく注文をしていきましょう。
通貨ペアの選択
まずは、アプリの下メニューから「注文」を選択し、上部に表示されている通貨ペアをタッチしましょう。
すると下の画像のような通貨ペア選択画面になりますので、取引したい通貨ペアを選択します。
画像では例として、EUR/JPY(ユーロ/円)のミニ取引(1000通貨単位取引)を選択しています。
注文内容の入力
次に、注文種類で「IFD」(イフダン注文)を選びましょう。
ミニ取引を選んでいるので「注文数量」が「1」なら1000通貨取引になります。
次の「新規注文(一次)」の「売/買」で「売」か「買」を選択します。
その下の「注文タイプ」で「指値」又は「逆指値」を選択し、「(逆)指値価格」も入力しましょう。
さらに下の「有効期限」は「無期限」のままにしておきます。
「指値」と「逆指値」は、どちらも予約注文のことです。現在の価格より有利な価格(安いときに買う、高いときに売る)を指定する注文方法を「指値」、現在の価格より不利な価格(安いときに売る、高いときに買う)を指定する注文方法を「逆指値」と言います。
(例)
現在のユーロの価格 140円
139円になったら買うという注文が指値で、141円になったら買うという注文が逆指値
141円になったら売るという注文が指値で、139円になったら売るという注文が逆指値
トラリピでは、指値も逆指値も使用しますので、違いを理解しておきましょう。
次に「決済注文(二次)」の入力をしていきます。
「注文タイプ」は「指値」のままで、「指値価格」を入力しましょう。
「有効期限」は、やはり「無期限」のままです。
最後に「注文する」を押して注文完了です。
注文内容の確認
次の画像のような「注文受付画面」が出れば注文は完了しています。
慣れないうちは、この画面で「注文照会」を押し、「建玉/照会」画面で注文内容に間違いがないか確認しておきましょう。
この「建玉/照会」画面では、注文内容と注文の状態(注文済・約定済・取消済)を確認することができます。
画像の例では、「EUR/JPY」(ユーロ/円)が140.6円になったら2,000通貨分売るという新規注文と、そのポジションを139.6円になったら精算する(買い戻す)という決済注文の2つの注文が発注できています。
このように新規注文と決済注文を同時に発注することをイフダン注文といいます。
手動トラリピでは、あらかじめ定めた取引ルール(設定)に基づき、運用開始時にイフダン注文(トラップ)を大量に注文することになります。
例えば僕の豪ドル/NZドルの設定だと、買いと売りでそれぞれ150本づつ、計300本のトラップを最初に発注します。
これは結構な作業になりますので、例えば現在の価格の前後0.05NZドル位を入力し、どの範囲を入力したかをメモアプリなどで管理しておく方法がおすすめです。
為替がある程度動いたら、その方向の未発注部分のトラップを追加注文すればOKです。
手動トラリピの「設定」の考え方・組み方はこちらの記事を参考にしてください。
トラップが決済されたらリピート注文しよう
手動トラリピでは、注文したトラップが決済されたら、手動で注文を入れ直すことになります。
まずは、決済通知が届くように設定されているかを確認しましょう。
アプリ左上の三本線を押し、表示されたメニューから「設定」→「メール通知設定」を押します。
メール通知設定画面で、「約定通知」が登録アドレスに届く設定になっているか確認しましょう。
なお、アドレスを2つ登録すれば、2つのアドレスで約定通知を受信できます。
auカブコム証券では、約定通知はメールのみで、スマホのプッシュ通知はありません。
メールで約定通知が届いたら、「新規」か「決済」かを確認しましょう。
決済約定の内容は「建玉/照会」画面でも確認できるので、こちらでも再度確認しておきましょう。
約定された内容が「新規」の場合には、そのポジションの決済注文が自動的に発注されていますので、何もしなくて大丈夫です。
「決済」の場合には、手動でリピート注文をすることになります。
決済されたトラップと同じトラップを注文し直しましょう。
入力方法は新規でトラップを入力したときと同じです。
例えば、139.6円買の約定通知が来た場合には、140.6円売→139.6円買のイフダン注文をするのです。
リピート注文は以上で終わりです。
慣れてくれば、メール通知確認からアプリでリピート注文まで10秒位です。
手動トラリピと言っても、日々のリピート注文はこんな感じでスマホでサクッとできます。
さいごに
記事中で解説したとおり、手動トラリピの注文は予約注文ですので、現在の価格で注文する成行注文と違って注文を間違ってしまっても訂正することができます。
この記事を見ながら、実際に注文したり注文内容を確認したりすれば、すぐに手動トラリピに慣れると思います。
そして、「手動トラリピて簡単じゃん」と思うはずです。
「習うより慣れよ」です。さっそく手動トラリピをやってみましょう。